BLack†NOBLE


「お嬢様、髪はきちんと乾かして下さい。貴女の髪は、柔らかく絡み易いのですから」


 洗いたての柔らかなタオルで彼女の頭を覆う。そして髪を痛めないように優しく拭いてやる。


 タオルの隙間から、気持ち良さそうに瞳を閉じている可愛らしい顔……



「だって、柏原が拭いてくれるかなぁ……と思って待ってたのよ……」



 そのワガママな唇

 薄紅の艶やかな唇


 黙らせてやりたくて、唐突に卑猥な声をあげさせてみたくなって、そっと奪う。



「……んんっ」



 漏れた吐息と共に、すかさず舌を浸入する。


 深い深い口付けに、彼女の手が苦しさをまぎらわすように俺の腕をギュッと掴んだ。


 タオルに包まれた後頭部を掴んで、俺はもっと彼女を苦しめてやろうと乱暴なキスをする。



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