BLack†NOBLE

 たまに呼吸のタイミングを与えてやりながら、優しく塞ぐ。全て満たしてやろうと、それでも彼女を逃がさない。


 細いウエストラインをなぞり、腰を抱き寄せた。


「……んっ……ん」



 彼女の身体は、とても柔らかくて洗いたての良い香りがした。

 散々、好き勝手に口内を犯すと、彼女はトロンとした目をして調理台の上に座り込んでしまった。



「アイスティーのご用意ができておりますよ。それに今夜はイタリア語を勉強する約束でした」


 勝ち誇った顔で、彼女をのぞきこむ、頬を指でなぞり、顎を掴んで上を向かせると彼女をジッと見つめた。



「……うん、そうだけど……」



 いい表情だ。少女から大人の女へと徐々に変化していく彼女。魅力的で、とても甘い香りをだしている。


 彼女の為に用意した、アイスティーがからんと音をたてた。 アイリッシュティーに、ハチミツ漬けにしておいたレモンの輪切りを浮かべてある。



 グラスは汗をかいて、氷がまたカランと音をたてる。



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