BLack†NOBLE


 嬉しくって、カシミヤの膝掛けを投げ捨ててクロードの元に走り寄る。

 やっと会えた!

 だけど、クロードは究極に不機嫌な顔をした。


 でも、そんなの関係ない。だってクロードは、マフィアだ。一日の半分以上は、不機嫌そうに恐い顔してるもん。



『クロード、おかえり! 待ってたよ!』


 私は、とびきりの笑顔でクロードに抱きついて一呼吸。


 真っ黒なスーツからは、葉巻とお酒と香水が混ざった、夜の危険な香りがする。




 いつものクロードの香りだ。



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