BLack†NOBLE
『ヤダヤダヤダ! 今日は、クロードと一緒に寝るって決めたの! 独りで寝るなんて無理!』
クロードに背後からジャンプして飛び付く。
首に腕を回してしがみついた。
『アリシア様!』
そしたら、すぐにレイジに両肩を掴まれて引き離される。
『邪魔しないでよ! レイジの馬鹿!』
暴れて自分の力でレイジなんか振りほどいてやるんだから! これは私たち夫婦の問題なの!
『やめろ! レイジ、アリシアに触るな! 俺の子に何かあったら、どう責任とるつもりだっ!』
だけど、それより先にクロードの素早いパンチがレイジのわき腹にきまる。
『うっ』と苦しそうに眉をしかめて『申し訳ございません、クロード様』と謝るレイジ。
自由になった私は、クロードの腕にすがりつく。
『わーい、クロードが助けてくれた……』
『しまった……』と口元を押さえて、自分に唖然とした様子で立ちつくすクロード。
『クロード』
『助けたわけじゃない、はやく寝室に行け』
すぐにクールに私を睨みつけるクロードだけど、私にはわかるんだから、誤魔化そうなんて思わないほうがいい。
『クロードってば、素直じゃない』