BLack†NOBLE


『勝手に言ってろ、俺は疲れたから寝る』

『うん! 私も今日は絶対クロードと一緒に寝る!』


 クロードの腕に自分の腕を絡める。クロードはその腕を無理矢理ほどこうとはしない。

『…………』


 前のクロードだったら、突き飛ばしてきたのに、怖くてできないんだ。

 私の中にクロードの子どもがいるから……


 彼はそれを大切に思ってくれてる。



 何も言わずに私から目を反らしたクロードが、今日はなんだか可愛い。


『クロードの赤ちゃん、もうこんなに大きくなったよ』


 その手を、そっとお腹に持っていこうとすると『やめろ』と言ってスタスタと部屋を出ていってしまう。


 扉を開いて、一度立ち止まり

『アリシア、シャワー浴びてくる。俺の寝室で待ってろ』と恐い顔して言うと、レイジを連れて出ていった。



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