とけないゆき
やっぱり、恋って良く分からない。


百花の気持ちも良く分からない。




「本気で、高野のこと好きなの?」



隣の高野に聞かれないようにこっそり言った。


すると百花は顔を真っ赤にして


うなずいた。


「うん・・・・・・。でも、まだ、顔がすきってだけかな。」



一目ぼれとは、そういうものだ。


でも、顔だけで感情が動くなんて、恐ろしい。


高野は、こんなに可愛い百花に顔だけで好きになってもらえるほどカッコいいんだ。
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