天神学園大新年会
「「!」」

突然、真っ暗だった教室を照らし出す光。

教室の窓。

そこから遠くに見える夜空に、数百発の花火が上がるのが見えた。

テーマパークなのか、イベントなのか。

色とりどりの鮮やかな花火が、真冬の夜を華やかに彩る。

二人きりの教室で、龍太郎と小夜は花火を見つめる。

まるで、このタイミングに二人がこの場に揃うのを待っていたかのように、花火はいつまでも夜空を飾り続ける。

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