3年分のキス
引っ越し作業はものの2時間で終わり
さっきまで騒がしかった家には
わたしと蓮の二人きりになっていた
両親もいつの間にやら
仕事があるから、と帰っていた
あたりは薄暗くなりはじめていた
「夕飯つくろっか」
「…あ、うん」
彼のこの返事からは
彼が相当緊張してることが伺えた
わたしはキッチンへ向かって冷蔵庫を覗いた
「何にもないじゃん」
わたしの呟きに彼も駆け寄ってきて
一瞬になって冷蔵庫を覗いた