契約恋愛~思い出に溺れて~


「……もっと好きになるから」


同時に同じ言葉を告げて。

自然に、笑顔がでた。


どちらからともなく、手を絡ませ合って。

再びキスを繰り返す。


好き。

大好きよ。

こんなに触れ合っていても、足りないくらいに。

本当はもっともっとあなたが欲しい。


ずっと一緒にいるために、クリアするべき課題がいくつかある。

これは多分、そのうちの一つなんだ。


「……明日は、紗優も一緒にお祝いしようね」

「1日遅れで?」

「ケーキが食べられれば何でもいいと思う」

「なるほど」

「プレゼントも買いに行かなきゃ」

「それはいいよ。もう、これで」

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