契約恋愛~思い出に溺れて~

怖いの?

そう問いかけようとして、言葉にならない。

彼は、迷ってる。

そんな彼に、私が出来る事は何だろう。


やめようって言って引き返す?

それとも、手を引っ張って連れて行く?


どれも正しいなんて思えない。


だけど一つ分かる事は、

英治くんはきっと、
母親への不信を解消できる時を、ずっとずっと待ってた。

心の中にあった不満を、吐き出せる日を、きっと待ってたんだと思うから。


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