契約恋愛~思い出に溺れて~
「明日から、はやまさゆだ」
「気になる?」
「プリントまちがえそうだもん」
「間違っても大丈夫よ。もう寝なさい。また明日ね」
「うん。おやすみなさい」
そうして、紗優が眠りにつくのを待って、部屋から出た。
居間では、彼がテレビを見ながらくつろいでいる。
私に気付くと、ソファの場所を少し開けて手招きをした。
「サユ、寝た?」
「うん」
「なんか飲む?」
「ううん。いいわ。英治くんは何飲んでたの?」
「そろそろ、それやめない?」
「え?」
何のことか分からず、周りをきょろきょろ見渡す。
私、何か変なものでもついてたかしら。