契約恋愛~思い出に溺れて~


「もうっ、酔っ払い」

「照れてる?」

「う……。もう」

「ベッド行こうか」


横抱きに抱きかかえられて、ちょっとしたパニックになる。


「腰痛くなるよ。私重いよ」

「たまには平気」

「恥ずかしいってば」

「誰も見てないでしょ」


隣の寝室に入るとベッドが二つある。

一つは、以前英治くんが使っていたもの。
もう一つの、新しいセミダブルのベッドにどさりと落とされる。

新品のシーツの匂い。


「英治、くん」

「また言ったな」


額に、瞼に、耳たぶに、頬に。

そして唇に。

何度も何度もキス。


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