ほんとの“姿”


「しんじぃ~大好きだぁ~!!」


貴一が泣きながらパンを頬張っている。子供だ···とか言って遼太郎は呆れてそれを見ていた。








~放課後~


「真子ー、もう帰るのかー?」


放課後になり部活に行く準備をしながら貴一が声をかけてきた。ウチの学校のバスケ部は時間に厳しい。少しでも遅れると罰ゲーム?が待っているらしい。そのバスケ部である貴一は大丈夫なのか。


「あー帰るよ。俺部活ないし。図書館でも行ってくるかなー。」


「···がり勉かよっ。バスケ部に入ればいいのにー。そうすれば俺めっちゃ楽しいのにっ。」



可愛いこと言ってくれるねー



「あ、真子。図書館行くの?」


バックを肩にかけ遼太郎が来た。

「あぁ。遼太郎も行くか?」


「じゃあ、行こうかな。」


「ぇえ゛ー!ずりーよ遼太郎っ!」


貴一のでかい声が耳に響いた。
うるせーよ······。
というか、まだ行ってなかったのか?



「まぁ頑張れよ、貴一。」



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