キスはおとなの現実の【完】
「なにもないところでつまずくのに?」

「ええ。でも、倒れずにふんばります。かかえたあきびんだって落としません」

わたしを酒屋のあきびんといっしょにしないでほしい。
合コンのときの光景を思いだしたら、またおかしくなった。

笑いながら、わたしはいった。

「うん。わかりました。またくるね……」

それからちょと考え言葉をたした。
たしか「さん」はいらないっていっていたもんね。
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