キスはおとなの現実の【完】
「……カズト」

カズトさんはおとなのくせに、その場でちいさくガッツポーズをした。

それからわたしにおおきく手をふる。

「おう。またね、シオリ」

人はほとんど皆無だったとはいえ、商店街のどまんなかで、したの名前を大声で呼ばれてはずかしかった。
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