空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
「 ――… 駅長 さん? 」
おじいさんのいるフトンをはさんで
真向かいに正座している駅長さんが
何か、長細い紙の束を
ボクらに向かって差し出した
長方形の、厚紙 ―――
ワクにはサイケデリックな
カラフルな星が印刷されていて
二つのレンズ部分には
ピンと張られた
濃い茶色のセロファン
耳にかける、ゴムもついてる
「 …日食用の メガネ? 」
「 ――… それをかけて空を
ちょっと、眺めてごらん 」