バニラ
「別に気にしてないさ、部下からプレゼントをもらうのも上司としての使命なんだから。

それに…」

恭吾があたしの顔を覗き込んできた。

「俺は、理彩しかいらないから」

「――んっ…」

恭吾に唇を重ねられた。

「――はっ…」

舌が入ってきて、口の中をなでる。

恭吾の大きな手が服の中に入ってきて胸の先をさわったとたん、唇が離れた。

「よかったよ、理彩がその気で」

「――あっ!」

ささやくように言われたと思ったら、胸の先をつままれた。
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