バニラ
「ひっ……あっ……!」

思うままに弄ばれる胸の先に、ガクガクと脚が震えているのが自分でもよくわかった。

「震えてるね…。

そんなにいいの?」

「あっ…んっ…」

今こうして立っているのが、やっとなくらいだ。

「ベッドに行く?」

そう言った恭吾に、あたしは首を縦に振ってうなずいた。


ベッドについても、恭吾の指はまだ胸の先を弄んでいた。

「気持ちいい?」

そんな恥ずかしいこと、聞かないでよ…。

あたしが答えないでいると、恭吾の手は下へ下へと向かって行った。
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