そして天使は闇へ堕ちる

シェゾはずっと不可解な行動をとっていた

いくら考えても答えがでない

「君はよく僕に目的を聞くね。僕は言ったはずたよ。君に興味があると」

「ですが、興味があるだけで魔王の過去を見せたがるのでしょうか?」

「しないだろうね。リュリュカ、残念だがそれ以上君の求める問いに僕は答えられないよ。自分でも自分の行動をよくわかってないから」

一瞬。本当に一瞬だった

シェゾから悲しみを、感じとれた

まるで後悔してるような、そんな感じの感情

「興味はあるんだよ、君はもちろん、特に陛下の心の変化には。けどそれ以外はわからない。あいつのことは親として、愛してる気もしない。なのにあいつが気になって仕方ない」

机に置かれたネックレスを手に取ると、シェゾはリュリュカに半ば強引に手渡す

「君なら答えを出せる気がする」

真剣な表情のシェゾに真っ直ぐと見つめられ、リュリュカは動けずにいた

いや、戸惑っていた

「え?」

突然手に握らされたネックレスが赤く光出した

炎のようにも見えるくらいゆらゆらと揺れ、光を放つ

ぐらり――――

「あ……」

リュリュカの視界が大きく揺れ、身体が横へと倒れ込む

これは……

必死に目を開けようとリュリュカは瞼を震わせるが、それに逆らうように瞼は重くなり、自然と下ろされてしまった





「いったか……」

シェゾはリュリュカが意識を手放したのを確認すると、ソファーに座り直し、近くに控えていた彼が信頼している側近を呼んだ

「彼女をゼロの部屋に。あいつにはバレないようにね」


さぁ、リュリュカ。君はどうする?





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