秘密の花園
カチャ

静にドアを開けるとソコにはさっきの男と同じ?人が…
でも感じっていうかオーラが違う!
「テメぇ…俺様に何しやがる…」
100%の力で睨まれたあたしはその場に座りこんでしまった。
怖い怖い怖い怖い怖い怖――――――い!!

「やだッ!こないでぇぇぇー!」
「無理だ!もうお前は俺様の下僕だ!」
「ひぁあああー!」
「黙って付いて来い!」

どんだけ"俺様"なんだよ!コイツ!
「離せェー!」
腕を掴まれて身動きできない状態…
やだやだやだーー!

ゴフ

「?」
隣で大きな音…
見るとあたしの手はこの男の顔面をしとめていた…
しかもグー…

「ひぃ!」
「やるじゃねぇか?え?俺様に・・・そんな事できるなんてな?」
「や…め…」
「気に入った」
え?
予想外の言葉に言葉をなくす…
なんか『殺す』とかでも言われるのかと……

カチャ

かすかにドアノブの音がした…
「お取り込み中悪いわね?あ…薔薇学園の人じゃない!」
「どうもお母様…れいのぶつ…届きました?」
「ええ♪サッソク制服…着替えさすわね?」
「ごゆっくり…僕は此処で待っておりますので…」
「ふふふ♪貴方・・・イケメンね?」
「…そうですよね?」

ナルシ…ナルシスト……
ってか何お母さんと打ち解けちゃってんの!?
アリエナイ…

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