秘密の花園
「飲めよ…」
「…む」
「早く…」
「毒でしょ」
「ちげーよ…バーカ」
俺様男にココアを差し出され数分…

「いらないって」
「好きなんだろ」
「違う。キライ」
「嘘つくなって」
「嫌いだもん!」

バシッ

ちょっとウザかったのかあたしは何故かココアを手で叩いた。
と…その瞬間ココアは宙を舞い、マンションの25階から1階までまっさかさま。

「「ああぁあぁぁ!」」

ガコーーーーンッ
ぶしゃッ

鈍い音がマンション全体に響き渡る・・・

「ヤバ…」
「ったく」
「何よ?」
「何でも」
うっぜえぇえええー!

「さ…学園へ戻るぞ?」
「う…うん」
「素直じゃん?可愛い♪」
「黙れ―!」

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