秘密な彼氏
「だから外のデートは嫌なんだよ」

隆志が答えた。

あらら、すねちゃってるよ。

と言うか、
「もしかして、美里にヤキモチを焼いてるの?」

私が質問をすると、隆志は横を向いた。

えっ、ウソ!?

「美里は女の子だよ?」

男の子だったらともかく、女の子にヤキモチって意味がわからないんだけど。

「俺からして見れば、あやめに近づくヤツはみんな敵なんだよ」

敵って…。

呆れる以外、私の口から何も出てこなかった。

「美里は女の子で、私の親友よ?」

そう言った私に、隆志が振り向いた。

「俺は」

抱きしめられたと思ったら、
「あやめが好きなの」

そう言われたと思ったら、唇が重なった。
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