四竜帝の大陸【青の大陸編】
「セイフォンの皇太子か……ふむ」
ハクちゃんは昨夜私がお願いした通り、今日は竜体でいてくれるんだけど……あれ?
「ハクちゃん、それ……」
いつの間に寝室から持ってきたのかな?
彼の白い手には、赤いチェックの布。
私のパジャマで作ってあげたナイトキャップを両手で握り、ダイニングテーブルにちょこんと座ったハクちゃんが私を見上げて言った。
「りこよ、ぱじゃまはどんなに自慢したくとも着ていったら駄目なのだろう? ならばこの‘お帽子‘だけなら良いか? あのイケメン王子に、これを装着した我のかわゆさを見せ付けてやろうと思うのだ」
は?
「我はイケメンとやらでは無いので、かわゆさで勝負するつもりだ。まぁ、我のかわゆさは世界一であるとりこに言われておる程なので、よく考えたら不戦勝だな。あの男は全くかわゆくないのだから」
勝負!?
またまたそんなこと言って……勝負じゃな~い!
「さあ、召し上がれ。熱いですから、気をつけて下さいね。……ヴェルヴァイド様。あの皇太子は羽虫以下の存在。トリィ様のお作りになられた貴方様の宝を、見せてやる必要などありませんわ」
湯気の立つポタージュを私の前に置いてくれたカイユさんの声には、前半と後半の温度差がすご~くあった。
「うっ……カイユ」
あぁカイユさん、貴女もダルド殿下に手厳しかったんですね。
「と、取りあえず食事にしましょう! 腹が減っては戦は出来ぬって、昔から言うしね!」
ん?
戦。
戦……勝負!?
ハクちゃん、私達ってやっぱり似たもの夫婦なのでしょうか?
ハクちゃんは昨夜私がお願いした通り、今日は竜体でいてくれるんだけど……あれ?
「ハクちゃん、それ……」
いつの間に寝室から持ってきたのかな?
彼の白い手には、赤いチェックの布。
私のパジャマで作ってあげたナイトキャップを両手で握り、ダイニングテーブルにちょこんと座ったハクちゃんが私を見上げて言った。
「りこよ、ぱじゃまはどんなに自慢したくとも着ていったら駄目なのだろう? ならばこの‘お帽子‘だけなら良いか? あのイケメン王子に、これを装着した我のかわゆさを見せ付けてやろうと思うのだ」
は?
「我はイケメンとやらでは無いので、かわゆさで勝負するつもりだ。まぁ、我のかわゆさは世界一であるとりこに言われておる程なので、よく考えたら不戦勝だな。あの男は全くかわゆくないのだから」
勝負!?
またまたそんなこと言って……勝負じゃな~い!
「さあ、召し上がれ。熱いですから、気をつけて下さいね。……ヴェルヴァイド様。あの皇太子は羽虫以下の存在。トリィ様のお作りになられた貴方様の宝を、見せてやる必要などありませんわ」
湯気の立つポタージュを私の前に置いてくれたカイユさんの声には、前半と後半の温度差がすご~くあった。
「うっ……カイユ」
あぁカイユさん、貴女もダルド殿下に手厳しかったんですね。
「と、取りあえず食事にしましょう! 腹が減っては戦は出来ぬって、昔から言うしね!」
ん?
戦。
戦……勝負!?
ハクちゃん、私達ってやっぱり似たもの夫婦なのでしょうか?