四竜帝の大陸【青の大陸編】
=……ハクちゃん。後でお話があります。
=りこ!? ご、ごめんなさいなのだ!
うわわっ~!?
‘ごめんなさい’って……ハクちゃん、貴方は心当たりがあるんですね!?
ひじょ~に、気になりますが。
とりあえあず今は、セレスティスさん達のことが……。
「すまない? 君まで僕にそれを言うの!? 陛下は陛下によく似ているね。ねぇ<監視者>殿、貴方もそう思わない?」
急にこちらに話をふられて、内心焦りまくりの私と違い。
「思わん」
ハクちゃんは即答した。
そして、言った。
「見れば判るだろう? これは雄であれは雌だった。カイユよ、お前の父親は目玉の機能が衰えているうえに、痴呆を患っておるのか?」
「……は?」
「ち……痴呆!? あのね、僕は貴方より若いんだけど」
うっ……なんという会話。
カイユさんとセレスティスさんの口の端……右側がぴくってなった!
さすが親子、見た目だけじゃなくこんなとこまで似てるっ~!!
温室にいる全員の視線が、頓珍漢なハクちゃんに集中を通り越してぐさぐさ突き刺さる。
私から離れてテーブルの中央にとてとてと歩いて移動して、仁王立ちしたハクちゃんはさらに続けた。
「これはちびなうえ、このような見目をしておるが雄だ」
ハクちゃんの人差し指が、女神様をびしっと指した。
ん?
心持ち指先が下向きなような……。
「確かにこやつには哀れなモノしかついとらん。だが、雄だぞ?」
「糞じじい~っ、もうそれは忘れろっ! いらんこと言うなっ~!!」
=りこ!? ご、ごめんなさいなのだ!
うわわっ~!?
‘ごめんなさい’って……ハクちゃん、貴方は心当たりがあるんですね!?
ひじょ~に、気になりますが。
とりあえあず今は、セレスティスさん達のことが……。
「すまない? 君まで僕にそれを言うの!? 陛下は陛下によく似ているね。ねぇ<監視者>殿、貴方もそう思わない?」
急にこちらに話をふられて、内心焦りまくりの私と違い。
「思わん」
ハクちゃんは即答した。
そして、言った。
「見れば判るだろう? これは雄であれは雌だった。カイユよ、お前の父親は目玉の機能が衰えているうえに、痴呆を患っておるのか?」
「……は?」
「ち……痴呆!? あのね、僕は貴方より若いんだけど」
うっ……なんという会話。
カイユさんとセレスティスさんの口の端……右側がぴくってなった!
さすが親子、見た目だけじゃなくこんなとこまで似てるっ~!!
温室にいる全員の視線が、頓珍漢なハクちゃんに集中を通り越してぐさぐさ突き刺さる。
私から離れてテーブルの中央にとてとてと歩いて移動して、仁王立ちしたハクちゃんはさらに続けた。
「これはちびなうえ、このような見目をしておるが雄だ」
ハクちゃんの人差し指が、女神様をびしっと指した。
ん?
心持ち指先が下向きなような……。
「確かにこやつには哀れなモノしかついとらん。だが、雄だぞ?」
「糞じじい~っ、もうそれは忘れろっ! いらんこと言うなっ~!!」