四竜帝の大陸【青の大陸編】
「お、おい。セレスティス!?」
竜帝さんの呼びかけに足を止め、振り返った彼の顔には王子様の笑み。
「陛下。僕は予定を早めて、今夜飛ぶことにします。あ、クロムウェルも連れて行くね」
「……分かった。おい、今回もあいつを乗せてやんねぇのか?」
「うん、足で掴んで飛ぶ。僕に乗っていいのは、可愛い女の子だけだもの。あ、もちろん人間はどんな美少女でもお断りだけどね」
あ、足で掴んで飛ぶ!?
籠を使わないってこと?
「ったく。前みたいに、クロムウェルの肋骨折るんじゃねえぞ?」
「加減が分らなかったからだよ。今回は大丈夫……多分ね」
「多分とか言ってんじゃ……なんだよ、じじい!」
竜帝さんの頭の上に、ハクちゃんがちょこんと立った。
「さっさと出て行け<青>。りこは食事の時間なのだ。健康な身体でいるには、規則正しい食生活も重要なのだぞ?」
「へ? 昼飯? そんなことより……どわぁあっ!?」
うわっ、転移させちゃっいました~。
女神様だけじゃなく、ダルド殿下、ミー・メイちゃんをまとめて転移させちゃいましたよ!?
「ちょっと、ハクちゃん! クロムウェルさんが何かしてるから、転移は駄目だって竜帝さんがっ!」
「問題無い」
「……本当?」
ふわふわ飛びながら短い腕を組み、ハクちゃんは偉そうにふんぞり返って言った。
「‘吹っ飛ぶ’のは契約術士だ」
「なっ!?」
竜帝さんの呼びかけに足を止め、振り返った彼の顔には王子様の笑み。
「陛下。僕は予定を早めて、今夜飛ぶことにします。あ、クロムウェルも連れて行くね」
「……分かった。おい、今回もあいつを乗せてやんねぇのか?」
「うん、足で掴んで飛ぶ。僕に乗っていいのは、可愛い女の子だけだもの。あ、もちろん人間はどんな美少女でもお断りだけどね」
あ、足で掴んで飛ぶ!?
籠を使わないってこと?
「ったく。前みたいに、クロムウェルの肋骨折るんじゃねえぞ?」
「加減が分らなかったからだよ。今回は大丈夫……多分ね」
「多分とか言ってんじゃ……なんだよ、じじい!」
竜帝さんの頭の上に、ハクちゃんがちょこんと立った。
「さっさと出て行け<青>。りこは食事の時間なのだ。健康な身体でいるには、規則正しい食生活も重要なのだぞ?」
「へ? 昼飯? そんなことより……どわぁあっ!?」
うわっ、転移させちゃっいました~。
女神様だけじゃなく、ダルド殿下、ミー・メイちゃんをまとめて転移させちゃいましたよ!?
「ちょっと、ハクちゃん! クロムウェルさんが何かしてるから、転移は駄目だって竜帝さんがっ!」
「問題無い」
「……本当?」
ふわふわ飛びながら短い腕を組み、ハクちゃんは偉そうにふんぞり返って言った。
「‘吹っ飛ぶ’のは契約術士だ」
「なっ!?」