この先生は危険人物につき注意してください
北校舎三階階段踊り場
「ですからここから先は生徒会関係者以外立ち入り禁止ですから・・・」
「私は教師だ!生徒会の人間じゃなくても先に進む権利はあるだろ!?」
昼間の喧しさがなくなった北校舎で、一人の狂気に満ちた女声が壁に反響して校舎全体に響き渡っていた。
「でも・・・知らない者は誰も入れるなと会長・・・いやいや局長に念を押されていますので・・・」
「なら今さっき私の事を知っただろ。そこを退け」
幼稚な体で自分よりも成長した自称・生徒会関係者の男子生徒に迫る白鳥は、話の噛み合わないこの男の胸ぐらを掴みだした。後ろで達也が呆然と立ち尽くしている。
嫌なものに絡まれたな。
達也と男子生徒はお互いの目を合わせて苦笑いした。
「ですからここから先は生徒会関係者以外立ち入り禁止ですから・・・」
「私は教師だ!生徒会の人間じゃなくても先に進む権利はあるだろ!?」
昼間の喧しさがなくなった北校舎で、一人の狂気に満ちた女声が壁に反響して校舎全体に響き渡っていた。
「でも・・・知らない者は誰も入れるなと会長・・・いやいや局長に念を押されていますので・・・」
「なら今さっき私の事を知っただろ。そこを退け」
幼稚な体で自分よりも成長した自称・生徒会関係者の男子生徒に迫る白鳥は、話の噛み合わないこの男の胸ぐらを掴みだした。後ろで達也が呆然と立ち尽くしている。
嫌なものに絡まれたな。
達也と男子生徒はお互いの目を合わせて苦笑いした。