この先生は危険人物につき注意してください
南校舎一階職員室
「いやぁ、まだ予定よりも早いのに先に学校見学とは素晴らしいぐらい出来た実習生ですね〜」
言葉は目の前に立つ女性にそう言って誉め称えて見せた。誰も部活やら帰宅やらで居なくなり、そんな職員室の一角の荷物の山と化した一人の教師のデスクに二人の女性が世間話等で花咲かせていた。自分と隣の教師の椅子に座り、言葉ともう一人は互いに軽い挨拶を済ませ言葉が注いだ特製紅茶を側に置く。
「いえ、何も知らないまま来てしまいますと高確率で迷子になってしまいますので」
「うちの学校も今じゃ少子化で生徒も減ってきてるもので無駄に広いですから先に見に来て正解だと思いますよ。えっと───担当予定は・・・」
「一年の数学担当です」
女性はにっこり笑うと、側に置いた紅茶を一気に飲み干した。言葉はそれを見ると感心した風に手を叩く。
「いい飲みっぷりじゃないですか。今日飲みに行きません?このあと、一年二組担任の白鳥先生と近くで待ち合わせしてるんですよ」
「え、良いんですかっ?」
女性はあわあわと辺りを落ち着き無く見回して言葉に上目遣いで聞いた。言葉はいいよいいよと笑いながら答えると、早速荷物をまとめだす。しかし回りとは違いめんどくさがりの言葉のデスクは酷く、今にも書類雪崩が起きそうだった。
「名前言ってなかったですね。私一年二組副担の言葉です。宜しく」
「水崎萌奈です」
「いやぁ、まだ予定よりも早いのに先に学校見学とは素晴らしいぐらい出来た実習生ですね〜」
言葉は目の前に立つ女性にそう言って誉め称えて見せた。誰も部活やら帰宅やらで居なくなり、そんな職員室の一角の荷物の山と化した一人の教師のデスクに二人の女性が世間話等で花咲かせていた。自分と隣の教師の椅子に座り、言葉ともう一人は互いに軽い挨拶を済ませ言葉が注いだ特製紅茶を側に置く。
「いえ、何も知らないまま来てしまいますと高確率で迷子になってしまいますので」
「うちの学校も今じゃ少子化で生徒も減ってきてるもので無駄に広いですから先に見に来て正解だと思いますよ。えっと───担当予定は・・・」
「一年の数学担当です」
女性はにっこり笑うと、側に置いた紅茶を一気に飲み干した。言葉はそれを見ると感心した風に手を叩く。
「いい飲みっぷりじゃないですか。今日飲みに行きません?このあと、一年二組担任の白鳥先生と近くで待ち合わせしてるんですよ」
「え、良いんですかっ?」
女性はあわあわと辺りを落ち着き無く見回して言葉に上目遣いで聞いた。言葉はいいよいいよと笑いながら答えると、早速荷物をまとめだす。しかし回りとは違いめんどくさがりの言葉のデスクは酷く、今にも書類雪崩が起きそうだった。
「名前言ってなかったですね。私一年二組副担の言葉です。宜しく」
「水崎萌奈です」