千年の追憶【完】
「雪路(ゆきじ)様がお見えです。
お通ししてよろしいですか?」
「…はぁ。
俺は居ない事にできないか?」
小さくため息をついた。
雪路は隣村の村長の娘で、飽きもせずほぼ毎日俺に会いに来る。
半月程前の視察の途中に、足をくじいて困っていた雪路を助けたのがきっかけだった。
やんわりと遠回しに断っても、真っ向から断っても、俺の嫁になると言ってきかない。
利口なのか、馬鹿なのか。
俺の話を自分の都合のいいように解釈する女だ。
ある意味すごい。
お通ししてよろしいですか?」
「…はぁ。
俺は居ない事にできないか?」
小さくため息をついた。
雪路は隣村の村長の娘で、飽きもせずほぼ毎日俺に会いに来る。
半月程前の視察の途中に、足をくじいて困っていた雪路を助けたのがきっかけだった。
やんわりと遠回しに断っても、真っ向から断っても、俺の嫁になると言ってきかない。
利口なのか、馬鹿なのか。
俺の話を自分の都合のいいように解釈する女だ。
ある意味すごい。