彼氏の余命を知ってる彼女。


「…うん、大丈夫だよ。お母さんも多分、そのつもりだし」


「…ありがとう」


ヒカルはそう言って私から離れていつもの笑顔で呟いた。


いつものヒカルに戻って私は安心する。


「…ん、そろそろ限界…、ヒカル、私寝るね」


また熱が上がってきたのか、急に立ちくらみがして私はベットによじ登るように上がった。


    
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