ジェフティ 約束
自分がここでじっとしているべきか一瞬考えたが、すぐにラルフは手綱を引き、シェシルが飛び込んでいった森の向こうへと向かって走らせ始めた。
周囲の風景が飛ぶように頬をかすめていく。前方から流れてくる風に、血の匂いが混じっていることにラルフは気が付いた。その匂いを感じた瞬間、ラルフはこの先で何が起きているのかを悟る。
剣のぶつかり合う高音域の金属音が聞こえてきた。
――シェシルが戦っている!
それを思うとさらに自分の心臓の鼓動が激しく打ち始めた。
馬の背の上で自分の体がどうしようもないほど跳ねながら、ラルフは何とか荷物の中の自分の剣の柄に手を伸ばそうと試みる。指先が剣の柄のブルーペクトライトの宝石に触れたその時、急に馬の前に森の陰からシェシルと黒い甲冑の兵士たちが飛び出してきた。
「うわ!」
周囲の風景が飛ぶように頬をかすめていく。前方から流れてくる風に、血の匂いが混じっていることにラルフは気が付いた。その匂いを感じた瞬間、ラルフはこの先で何が起きているのかを悟る。
剣のぶつかり合う高音域の金属音が聞こえてきた。
――シェシルが戦っている!
それを思うとさらに自分の心臓の鼓動が激しく打ち始めた。
馬の背の上で自分の体がどうしようもないほど跳ねながら、ラルフは何とか荷物の中の自分の剣の柄に手を伸ばそうと試みる。指先が剣の柄のブルーペクトライトの宝石に触れたその時、急に馬の前に森の陰からシェシルと黒い甲冑の兵士たちが飛び出してきた。
「うわ!」