ジェフティ 約束
それまでは、噂でのみその男の名を聞いていただけだった。アスベリアは、ベラス=ナズラ上将軍の元で小隊を率いている一介の小隊長、相手は国王直属の軍、精鋭部隊を率いる騎士団長だ。格が違う。会う機会すらなかった。
その男の武勇伝は伝説のように聞き及んでいた。
鬼神というあだ名がつくほどその姿は雄々しく、戦場での姿は敵軍が目前で逃亡するほど恐ろしいと。数々の輝かしい戦歴を持ち、貴族出身でもなく農民の出でありながらあっという間に国王軍の騎士団に引き立てられ、その人望と功績で歴々の騎士たちが団長にと推薦したという。国王の信頼も厚い。
戦場を逃げ回り、ただ生き延び続けていたために、それを手柄にここまでのし上がった自分とは、まるで対照的な男だった。
その男の武勇伝は伝説のように聞き及んでいた。
鬼神というあだ名がつくほどその姿は雄々しく、戦場での姿は敵軍が目前で逃亡するほど恐ろしいと。数々の輝かしい戦歴を持ち、貴族出身でもなく農民の出でありながらあっという間に国王軍の騎士団に引き立てられ、その人望と功績で歴々の騎士たちが団長にと推薦したという。国王の信頼も厚い。
戦場を逃げ回り、ただ生き延び続けていたために、それを手柄にここまでのし上がった自分とは、まるで対照的な男だった。