ジェフティ 約束
 しかし、アスベリアの予測はそこまでだった。それ以上の衝撃がその後やってくる事は、そのときは思いもつかなかったのだ。
「おい、おい!アスベリア!」
 二人は農機具の下に小さな隙間を見つけ、そこに潜り込むと身を寄せ合って一夜を明かした。それまでの緊張からくる疲労と、生まれ故郷に戻ってきた事への安堵感も手伝い、アスベリアはうとうとしていた。
 シラーグはそんなアスベリアを激しく揺さぶって叩き起こした。
「外の様子がなんだかおかしい!」
 アスベリアはぼんやりとした頭を振ってなんとか体を起こした。
「……な、んですって」
「見てみろ、様子がおかしい!」
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