ジェフティ 約束
アスベリアは唇をかみ締め、襲い掛かる不安を押さえ込もうとした。後悔が津波のようにアスベリアの体に揺さぶりをかける。怒りとも焦りとも違う何かが、アスベリアの体を震わせた。
「アスベリア」
シラーグが何か意を決した表情で、王の短剣を腰のベルトに下げながら口を開いた。
「やつらに少しでも隙があれば、君は逃げるんだ」
「それは……!」
「私は、最初から捨て駒なんだよ。君まで命を落とす必要はない」
アスベリアは何も言えず、ただシラーグの手元を見つめた。
「王の為に死ぬ。そう今まで生きてきたのだ。自分の役割は心得ているつもりだ。しかし、君は私とは違う。国の為になど死んではならない。どうにかしてカリシアへ戻るんだ」
「アスベリア」
シラーグが何か意を決した表情で、王の短剣を腰のベルトに下げながら口を開いた。
「やつらに少しでも隙があれば、君は逃げるんだ」
「それは……!」
「私は、最初から捨て駒なんだよ。君まで命を落とす必要はない」
アスベリアは何も言えず、ただシラーグの手元を見つめた。
「王の為に死ぬ。そう今まで生きてきたのだ。自分の役割は心得ているつもりだ。しかし、君は私とは違う。国の為になど死んではならない。どうにかしてカリシアへ戻るんだ」