好きだ好きだ、大好きだ。
な、なにを……言ってるのさっ!!
ハレンチっ!! あまりにハレンチっ!!
目を見開いたままその場で固まる私を見て、1人で楽しそうに笑って
「でも、さっさと入らないと気が変わってここで襲っちゃうかも」
更にトンデモナイことを言ってのける。
「お、お邪魔しますっっ!!」
「くくくっ! でけぇ声」
「だ、誰のせいかなっ!?」
「さぁ? わかんねぇけど」
こ、このヤロー……。
人を散々ドキマギさせたあと“急いでシャワー浴びて来るから、奥の部屋行ってて”と言って、さっさと廊下の途中の部屋に入っていった夏希君。
ち、ちくしょう。
カッコいいじゃないか……っ!!
私はあの目が大好きで、いや、夏希君ならきっと全部好きなんだけど!!
だけど……。
その瞳をあんなに近くで見たのは初めてで。
「うぐぅー……」
私はこっそり、変な唸り声を上げながら、その場にヘナヘナとしゃがみ込んだんだ。