好きだ好きだ、大好きだ。
「はい、どーぞ」
「あ、ありがとうゴザイマス」
テーブルの上に置かれたお湯の入ったカップラーメン。
そこに一緒に添えられたお箸にドキドキする私は、もう変態みたいな状態で。
だってこのお箸、夏希君が使ったやつかもしれないんだよ!?
もしくは、今後使うかもしれないんだよっ!?
「……」
「ん? どした?」
「イエ、何でもないです」
緊張のあまりくだらなすぎる事を考える自分が嫌になって、溜め息をこぼしながら画面に視線を戻すと
「カップラ、のびるけど」
いつも通りの夏希君が、そんな言葉を口にする。
「うん。でも今、夏希君打つところだから、それ観てからにする」
「……」
「え? なに? 私なんか変なこと言った?」
不意に感じた夏希君の視線に、変態思考が外まで漏れ出てしまったのかと、一瞬焦る。