月を狩る者狩られる者
「ぃゃぁ……」

今にも消え入りそうな声が出る。


朔夜はそんな私の反応にニヤリと笑い、耳の縁を舐めてきた。

「っ!?」


このままだと本当に最後まで行ってしまう。

でも、止めて貰う為には正直に言わなきゃならない。



「今日は昨日の様に抵抗しないんだな。やっぱりそいつにシテもらってよかったのか?」


耳元で憎々し気に囁かれた言葉は、私の心を傷つけた。



違う。

違う違う違う!!

 
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