月を狩る者狩られる者
「朔夜が悪いんだから!」
うつ向いたまま、私は叫ぶ。
「あんな綺麗な人と楽しそうに話して……しかもあんな事までして……」
「あんな事?」
「唇に触れてたじゃないっ!」
口に出した瞬間、その光景がまざまざと思い出された。
堪えて溜め込んでいた痛みが、さらなる涙として溢れてくる。
とめどなく溢れる涙は視界を揺らす。
それに伴う嗚咽は言葉を奪った。
朔夜はそんな私の顎をまた掴み、上向かせる。
きっと酷い顔してるだろう私の顔を、ジッと見つめていた。
うつ向いたまま、私は叫ぶ。
「あんな綺麗な人と楽しそうに話して……しかもあんな事までして……」
「あんな事?」
「唇に触れてたじゃないっ!」
口に出した瞬間、その光景がまざまざと思い出された。
堪えて溜め込んでいた痛みが、さらなる涙として溢れてくる。
とめどなく溢れる涙は視界を揺らす。
それに伴う嗚咽は言葉を奪った。
朔夜はそんな私の顎をまた掴み、上向かせる。
きっと酷い顔してるだろう私の顔を、ジッと見つめていた。