月を狩る者狩られる者
それでも、男の口は私の思いに関係なく言葉を紡ぐ。
聞きたくなくても、男の言葉は耳に届いた。
「数年前、お前を無理矢理モノにした人さ。あの人はお前を望んでる。だから俺が迎えに来たんだ。来いよ!」
「っい…ゃ……」
その十六夜が起こした事件を協会で受けたばかり。
仇として、捕まえるつもりでいた。
なのに、数年前のことを思い出すだけで恐怖を感じてしまう。
乗り越えられたと思っていたけれど、実際は変わりなかったみたいだ。
今日はとことん自分の弱さを思い知らされる日らしい。
私はろくな抵抗も出来ず、また男の腕の中に収まってしまった。
聞きたくなくても、男の言葉は耳に届いた。
「数年前、お前を無理矢理モノにした人さ。あの人はお前を望んでる。だから俺が迎えに来たんだ。来いよ!」
「っい…ゃ……」
その十六夜が起こした事件を協会で受けたばかり。
仇として、捕まえるつもりでいた。
なのに、数年前のことを思い出すだけで恐怖を感じてしまう。
乗り越えられたと思っていたけれど、実際は変わりなかったみたいだ。
今日はとことん自分の弱さを思い知らされる日らしい。
私はろくな抵抗も出来ず、また男の腕の中に収まってしまった。