月を狩る者狩られる者
ゲーム……。
その言葉に、心臓をグッと掴まれたような痛みを感じた。
朔夜にとってはやっぱりゲームなんだよね……?
それを悲しいと思うのは、もうすでに心は朔夜のモノになっている証だろうか……。
でも、殺されるのが分かっていて体を許す事はない。
それが私にとって、最後の砦だった。
「仕方ない……明日協会にでも行って血を貰うか……」
やはり気だるそうに言う朔夜に、私は告げた。
「血なら、ここにあるじゃない」