月を狩る者狩られる者
「ちょっ、朔夜! 血は吸っても良いって……言ったけど、んっ。こういうのは……ぁやあぁっ!?」


朔夜は全くもって聞いていない。

それどころか、そのままの状態で私を押し倒した。


「あっ朔夜ぁっ……」

私は非難するように叫んだつもりだった。

でもその声は喘ぎ声にしか聞こえない。



朔夜は夢中で血を吸い、私の胸をまさぐっている。

私も、血を吸われ意識が朦朧(もうろう)としてきた。


まさぐられている身体も、徐々に熱を持つ。

理性とは裏腹に、私は朔夜を感じていた。


「あっ! そこはっ! あぁっ!」


もう……ダメ……。


私の意識は、そこで途切れた……。

 
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