月を狩る者狩られる者
…………。
は、恥ずかしい!!
体は許さないって決めたばかりだっていうのに!
私は布団を上げて頭まで被った。
そのまま赤くなった顔の熱を何とか冷まそうと思ったのに、丁度良く寝室に足音が入ってくる。
私以外には朔夜しかいないんだから、当然彼だ。
ベッドの脇で足音が止まり、しばらくは沈黙が続いた。
そして朔夜がポツリ。
「昨日と同じだな」
ため息でも出そうな呆れた声が、布団越しに私の耳に届いた。
昨日と同じ……確かにそうだ。
昨日もこんな風に、恥ずかしさで布団に潜り込んでいた。