月を狩る者狩られる者
「とにかく起きろ。そして食え。じゃないと血を作れないぞ?」


……食え?
って、何を?



朔夜の言葉に少し顔を出すと、出来立ての料理の匂いがした。


朔夜が作ったの?

吸血鬼も料理するんだ……。


実際普段の食事は人間と変わりないのだからそれも当然なんだろうけど、朔夜がと思うと何だか妙な気分だった。



でもこれって……。


「この匂いは……」

嫌な予感に恐る恐る呟く。


朔夜はそれにさらりと答えた。

「レバニラ炒めだ」

予感的中。
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