月を狩る者狩られる者
「私レバー苦手……」

そう言ってまた布団の中に戻ろうとした私。


そこで朔夜の手が容赦なく布団を剥ぎ取った。



「ちょっ!? 何するの!?」

「望……」


当然目の前に顔を寄せられ、迫られた。



「俺が手間暇かけて作った料理、食べられないと?」


視線を逸らすことを許さない瞳に睨まれる。

「で、でもキライなんだもん。我慢しても一切れ二切れが限界」


無理に食べると気持ち悪くなってくる。


「でも食わないと血作れないぞ? かなりの量の血を吸ったからな。しばらく辛いと思うが?」


「うっ……」
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