月を狩る者狩られる者
「うっうぐぅ……」

一度口に入ったものなら出すわけにいかない。

私は涙目になりながら口の中のレバニラを飲み込んだ。


「なんてことするのよ!?」

叫ぶとまた詰め込まれた。

「ふぐっ!?」


「そんなに嫌なら俺が食わせてやるよ。嬉しいだろう?」


嬉しいわけあるかーーー!


いくら朔夜のことを好きになってしまったとしても、キライなものを無理矢理食わされて嬉しいわけがない。


でも口を開くとまた入れられるため、私は何も言わなかった。

すると。
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