月を狩る者狩られる者
「……ほほぅ、口を閉ざすか……。ならこっちも手段を選ばないことにしよう」

朔夜は何だか楽しそうだ。

自称Sの朔夜は完全に私をいじめる態勢に入ったようだ。



ひいぃ!?


左手に持っているレバニラ炒めの皿を枕元に置くと、その手で私の首筋を撫でた。


「ひゃっ!?」

「もっと口を大きく開けないと食わせられないじゃないか」


朔夜は心底楽しそうに、服の中に手を入れてきた。


「っぁ! ダメっむぐ……」

口を開けると容赦なくレバニラ炒めが放り込まれる。

そうなるとやっぱり食べるしかない。
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