月を狩る者狩られる者
もう本当に終りだと思った次の瞬間、首筋の咬み痕部分に今までと違う感覚を覚えた。
「っ!?」
吸われるのとは真逆。
何かを入れられるような感覚。
「な……に?」
えもいわれぬ感覚に、私の体は震えた。
朔夜はそんな私を押さえつけるように抱きしめる。
入れられた何かは、じわじわと私の体の中を侵食していく。
今度は別の意味で意識が消えかけた。
中に入ってきた何かが、私を変えていく……。