月を狩る者狩られる者
「まだ、もう四回分くらいは残ってるな……?」

「っ!」


私の心音は、もうドキドキどころかバクバクだ。


朔夜はもうあと四回、さっきみたいなキスをすると言っているんだから……。



息苦しいほどの鼓動で、私は言葉を発することが出来ない。

代わりに、潤んだ目で朔夜を見た。


朔夜が欲しいと、はっきりした意志を持って見ていた訳じゃないけれど……。

でもきっと、求めるような顔はしていたと思う。


朔夜はそんな私を見てフッと笑う。


顔が近づいてきて……多分、口の近くに血が残ってついていたんだろう。

それを舐め取った。
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