月を狩る者狩られる者
「貴方だけが良くてもなぁ……」

と佐久間さんは苦笑い。


「だったらどこかに行ってろ。俺達の邪魔をするな」

シッシ、と手を振る朔夜はあからさまに佐久間さんを邪魔そうな目で見た。


「もう、朔夜! そんな態度、佐久間さんに失礼じゃない!」

私は思わずそう叫んだ。


「ほほぅ……?」



え?

何……?

朔夜、何かたくらんでる顔してる……?



私は座ったまま少し後退りした。

朔夜はその私の腰を掴んで引き寄せる。
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