月を狩る者狩られる者
『名はそれだけで力を持つ。ツクヨミが俺と共通の名前を付けられた時点で、俺とツクヨミは……まあ、簡単に言うと似た存在になったんだ』
不本意なことだったがな、とぶつくさ聞こえた。
『とにかく、似た存在だからこそこうやって意識を移すことも出来るんだ』
「ってことは、意識だけツクヨミを通じて会話してるってこと?」
『そうだ』
短く答えた朔夜に私はがっかりした。
朔夜が帰って来た訳じゃないんだ……。
でも、声すら聞こえない今までよりはずっとマシ。
「朔夜は? 意識だけじゃない朔夜は何処にいるの?」
それは今の私が一番知りたいこと。
どんなに探しても手がかりさえ見つからなかった……。
朔夜の居場所――。
『分からない』
「そんな!?」
不本意なことだったがな、とぶつくさ聞こえた。
『とにかく、似た存在だからこそこうやって意識を移すことも出来るんだ』
「ってことは、意識だけツクヨミを通じて会話してるってこと?」
『そうだ』
短く答えた朔夜に私はがっかりした。
朔夜が帰って来た訳じゃないんだ……。
でも、声すら聞こえない今までよりはずっとマシ。
「朔夜は? 意識だけじゃない朔夜は何処にいるの?」
それは今の私が一番知りたいこと。
どんなに探しても手がかりさえ見つからなかった……。
朔夜の居場所――。
『分からない』
「そんな!?」