月を狩る者狩られる者
……にしても何で私、吸血鬼にナンパされやすいのかしら?
今回のことといい、朔夜と一緒に捕まえた最後の使いっ走りといい、他にも思い当たる奴がちらほら……。
……なんだろう……。
吸血鬼に好かれる相(そう)でもあるのかな、私。
まあ、そうだとしても関係ない。
私は朔夜にしか興味ないから。
ただ一人。
私の唯一の人。
こうやって離れてさらに実感した。
朔夜は私の片翼。
どちらが欠けても飛ぶことが出来ない、比翼の鳥――。
私は朔夜がいないと飛べない。